龍のほこら RTされたらお題をやる系お題2 忍者ブログ

龍のほこら

図書館戦争の二次創作を置いている場所になります。 二次創作、同人などの言葉に嫌悪を覚える方はご遠慮ください。

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こんにちは。
本日も更新です。結構あるかなと思ったネタですが、実はそんなになかったようですw
毎日更新出来るかと思っていたのですが、ちょっと無理かもです。
気長にお付き合いくださいませ。


指定された時間内に指定された数だけリツイートされたらそのお題に沿った創作をしましょう。という系統のツイッター診断で出たお題にて書いた小ネタ色々。
続編を書く予定のない、短い物ばかりを集めて置いております。

※診断の性質上、ほとんどの作品がパラレル設定となっております。

>掲載お題<
◆あなたは20分以内にむしろRTなんてされなくても、それぞれが悪魔と天使の設定で受が片想いしている堂上×笠原の、漫画または小説を書きます。 

◆あなたは40分以内にむしろRTなんてされなくても、15才×9才の設定でお互い好きあっているが、素直になれない堂郁の、漫画または小説を書きます。

◆あなたは2時間以内にむしろRTなんてされなくても、二人とも5才児の設定で受が片想いしている堂×郁の、漫画または小説を書きます。


よろしければ「お題ネタを見る」よりご覧くださいませ。

拍手[50回]





◆あなたは20分以内にむしろRTなんてされなくても、それぞれが悪魔と天使の設定で受が片想いしている堂上×笠原の、漫画または小説を書きます。

私には憧れの背中がある。
漆黒の翼を背に、悪霊と呼ばれる魂たちを粛清して来世に導く人。
私がまだこの仕事に就いたばかりの頃、自分の立場をきちんと理解していなくて初仕事で相対した方が心を残すようなことになってしまった。
それはすぐに肥大して心を喰いつくし悪霊にさせてしまった。

「っの、アホか貴様!!」
「っ?!」
「どいてろっ!!!」

悪霊になってもどうにか助けたかった私のもとに駆け付けたのが彼だった。
出会い頭一発目で拳骨を食らって、私の襟首を掴んで後ろに放り投げた彼はその漆黒の翼をはためかせて一閃でその悪霊の方を沈めてしまった。
濡れ羽色の髪と翼、漆黒の瞳で大ぶりの刀を操る彼はその強さから悪魔と呼ばれその美しさに魅せられてしまう人間も多く堕天だと罵られる。
けれど彼は公正で正義感の強い誰よりも天使らしい天使だと私は思っている。

「またか・・・お前は。」
「なっ!好きでこんなんなってませんよっ!!」

私は何故か悪霊に好かれるらしく、仕事の途中で度々襲われては彼に助けられている。
素直になれなくて本当は憧れているのに、いつだってお礼もままならない。
呆れた顔でこちらを見る彼の瞳が時々揺れているのを見て、何か出来ないかと思う。

「あっ、あのっ!!」
「なんだ、まだ何かあるのか。」

助けてやっただろう、と言外に告げてくる彼に思わずむっとする。
けれど、今日こそは渡したいと思っていたのだから女は度胸と思って声を出す。

「これっ!!い、いつも助けて貰ってるので・・・。」
「なんだ、これ・・・。」
「カミツレの花のお茶です。心を落ち着ける効果があるんですよ。」
「お前の方が飲むべきものじゃないのか?」
「なっ、失礼なっ!!」

差し出した箱を受け取って眺めながら訪ねてくるから答えたら、彼はなんてことを言うんだろうかと思わずカッとなって反論して、彼がクスリと笑った。
けれど、箱を差し戻してきたからやっぱり迷惑だったかなと内心で泣きそうになった。
泣き顔なんて見せれないから俯いたら、ぽんっと頭に何かが乗った。

「今度暇作るから、お前が淹れてくれ。俺じゃ淹れれん。」
「え・・・?」
「お前を助けるのは、別に迷惑でも苦でもない。またな。」
「え?ちょ、堂上さん?!」

ぽんぽんと二度跳ねて頭から離れた手、掛けられた言葉をすぐに理解できなくて呆然としている間に彼は飛び去ってしまった。
でも・・・。

「堂上さんの、バカ・・・。」

撫でられた頭に片手を置いて、思わず恨めしそうに彼の背中が消えた先を睨んでしまう。
手元に戻ってきたお茶を見て残された約束に顔が綻ぶのを止められない。
その今度がいつになるかなんて判らないけど、約束をくれたことがとても嬉しくて。
やっぱり彼が好きだと思いながら私は自分の仕事に向かった。

天使と悪魔、相容れないなんて言われているけど結局は同じ穴の貉できっと間違いなくいつかは交わる日が望めると信じてる。


◆あなたは40分以内にむしろRTなんてされなくても、15才×9才の設定でお互い好きあっているが、素直になれない堂郁の、漫画または小説を書きます。

「あつしにーちゃんのバカ!!」
「なんでお前に馬鹿呼ばわりされないかん。」
「だって、だってぇ~っ!!!」
「ああ、もう、煩い!今から勉強するんだから帰れよ!!」

うわーんっ!!と本泣きに入った郁を軽々と抱え上げてぽいっと廊下に投げ捨てた堂上は未だに聞こえてくる鳴き声に良心をチクチクと苛まれながらも教科書とノートを取り出すと予習復習と宿題に手を付け始める。
郁が何でバカと言ったのか、堂上にも解ってはいるがだからといって納得するわけないは行かない。

「なんであの歳になっても一緒に入りたがるんだ・・・バカが・・・。」

疲れたように机に突っ伏して呟いた堂上は、ようやっと郁を拾いに来たらしい親の声を聞いてほっとしつつ勉強に集中した。
一体何が起こっていたのかというと、郁の家が家族が全員用事で出払ってしまうために今日から数日郁を預かることになったのだがお風呂の段階になって突然堂上に一緒に入ろうと言ってきたのだ。
時間省略の為か、郁の家では郁は誰かと一緒に入っている。
一緒に入る誰かはその時で違い、一つ上の兄だったり母親だったり父親だったりもするがとにかく誰かと入っているらしい。
別に一人で入れないわけではなく入る人が居なければ一人で入っていると聞いている。
しかし、今日に限ってどうしても堂上と風呂に入ると言って騒ぎだし部屋にまで乗り込んできた。
暫くして静かになった階下から階段を登ってくる音が聞こえてきて堂上は勉強する手を止めた。
トントンと控えめのノックがあり、返事を返すと扉が少しだけ開いて隙間から郁が顔を覗かせた。
風呂上りなのだろう、赤らめた顔で泣きそうな表情を見せて堂上を見上げている。

「風呂入ったのか?」

堂上が椅子ごと身体を扉に向けて声を掛けるとびくりと肩を跳ねさせて逃げ腰になる郁に眉を寄せる。
郁は堂上のそんな表情にまたびくりと肩を跳ねさせると、ぽろぽろと先ほどとは正反対に静かに泣きながら声を絞り出す。

「・・・・めんなさぃ・・・・。」
「ん?」
「ごめんなさいぃ~・・・・うぅ~・・・。」
「郁・・・もう怒ってないから入ってこい。風邪引くだろ。」

謝罪を口にして泣き出してしまった郁に、堂上はどうしても拒絶しきることは出来ずに椅子から立ち上がると扉に手を掛けて開き郁を部屋に居れようとする。
踏ん張って扉を潜ろうとしない郁にため息をついて堂上は郁の脇の下に手を入れると軽く持ち上げて抱き上げる。
下から顔を覗き込むとぽろぽろとこぼれる涙を必死に手で拭って歯を食いしばっている。

「馬鹿だな、ほんとに。ほら、泣き止め。」
「っく、ひっ、もっ、怒ってない?」
「ああ、怒ってない。でも、今日に限ってなんで俺だったんだ?いつも静佳と入るだろ?」
「こっ・・・こあかったの・・・。」
「怖かった?」

よくよく堂上が話を聞き出すと、今日の学校で嫌だと言うのに無理やり怪談を聞かされてしまいそれが風呂場の怪談だったために一番安心できる堂上と一緒に入りたいと駄々をこねたらしい。
可愛らしいやら嬉しいやらで苦笑しか出てこない堂上は首に噛り付いて泣き出した郁をあやしながら小さくため息を吐く。
いつまでこれが続くのかと思うと背筋が冷えるが、こうやって甘えてくる確率は実の兄たちより堂上への方が高くそれはそれで嬉しいわけでどうしてやろうかと思いつつ。
郁が寝付くまでそうしてあやしてから堂上は郁が寝る妹の部屋へ運んでやったとか。


◆あなたは2時間以内にむしろRTなんてされなくても、二人とも5才児の設定で受が片想いしている堂×郁の、漫画または小説を書きます。

「あっくん!あっくん、まってよ!!」
「うるさい、ついてくんなっ!!」
「いいじゃん!いっしょにあそぼうよ!!」

ここはタスクフォース幼稚園(命名はサバイバルゲームが大好きな玄田園長による)のももくみさんの教室。
園児である堂上篤君が同じ教室の笠原郁ちゃんに追いかけられている最中であった。
郁ちゃんは篤君に男の子にいじめられて喧嘩しているところを助けて貰って以来、篤君大好きな女の子。
篤君は女の子と遊んだりするのが苦手で郁ちゃんからも毎日逃げている、それが日常である。

「あっくんってばっ!!」
「あっくんってよぶなっ!!!」
「っ・・・ごめんなさい・・・。」

手を伸ばした郁ちゃんが篤君の手を触ろうとした時、篤君がぱしんっと良い音を立てて郁ちゃんの手を振り払ったらしい。
郁ちゃんはびっくりして篤君を見ていたが嫌われたと思ったのだろうしゅんとすると叩かれた手を反対の手で押さえて謝ってからその場を走って逃げていく。
篤君は自分の行動が半分くらい偶然だったこともあり、呆然と郁ちゃんを見送ってしまいました。

「あらら、郁ちゃん泣いちゃったかしら?」

先ほどの一見を少し離れた所で見ていた折口先生が苦笑しながらぽつりと零すと、ばっと振り返る篤君。
さすがに泣かすつもりはなかったので、泣いてしまったかもしれないという言葉に過剰に反応した模様。

「おれ・・・。」
「大丈夫よ、郁ちゃんが戻ってきたらごめんなさいってすれば。」
「・・・・・おれ、さがしてくる。」

折口先生は大丈夫と笑っているものの、心配になった篤君は郁ちゃんを追いかけて教室を出ていきます。
実は、郁ちゃんが泣いて探しに行く時一番に見つけるのは篤君だったりします。
それだけ一緒に居る時間が長いのかもしれませんが、篤君は気付いていなかったりします。
今日も今日とて篤君は郁ちゃんを速攻で見つけて頭ぽんぽん、撫でられた郁ちゃんはもう一度謝りますがもう付きまとったりしないようです。

「あっくん、ごめんね。もうおいかけないから。」
「・・・・なんでおいかけるんだよ。」
「だって、あっくんすきだもん・・・。」
「え・・・?」
「・・・・なんでもない。ごめんね、ありがと。」

ぽろっと言っちゃった郁ちゃんですが、篤君が聞き返すと恥ずかしげに頭を左右に振ってごまかしました。
そして2人で教室に戻ると仲直りですが宣言通り郁ちゃんが篤君を追いかけることはなくなりました。
いずれそれが気になって仕方なくなる篤君がうっかりと郁ちゃんに惚れちゃうのはもう少し大きくなってからのお話。
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