龍のほこら Notice me ~The other version~ 後篇 忍者ブログ

龍のほこら

図書館戦争の二次創作を置いている場所になります。 二次創作、同人などの言葉に嫌悪を覚える方はご遠慮ください。

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前篇は既に読んで頂けたでしょうか?
こちらはpixivに投稿した同タイトルの別バージョンとなります。
前篇はpixivと同じところまでを記載していますのでそちらを読了済みの方は
こちらをご覧ください。前半数行はpixivの内容と同じです。

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「教官…なんか怖いですね、ここ。」

雛人形のせいですかね?と、怯えた声で堂上の袖を掴んでいる郁とそれを許容しながら歩いてきた堂上がひな壇の前に立っていた。郁は、昨夜のうちに柴崎に手紙を書いていた。信じてもらえるかはわからなかったが、柴崎なら今の郁に違和感を感じてくれると信じて事情の説明と作戦を書いた手紙を業務部の柴崎が気づく場所へ置いた。
そして、もしその手紙が読まれていれば、今日のバディはもう一度堂上と郁になり堂上にも事情が伝わっているはずなのだ。

「笠原、お前は本当に俺が知っている笠原か?」

ひな壇の前まで歩いてきた堂上が立ち止まって郁になりすました姫君と向かい合う。堂上はひな壇に背を向けて姫君と相対していた。郁は、堂上の背を見つめながら緊張した面持ちで成り行きを見守る。堂上が姫君に問いかける。

「な、何を言ってるんですか!私は私に決まってますよ!」
『教官、堂上教官』

答える姫君に被せるように郁は堂上の名前を呼ぶ。お願い、気付いてと願いながら繰り返し教官と呼び続ける。男雛は古今東西接吻が…などと簡単に言っていたが、詳しく聞けば段階があるらしい。今はまだ姫君に有利な状況で郁の声も姫君にかき消されてしまうのだという。それでも、郁がこの場に封じられた当初その呪縛の隙間を縫って堂上に声が届いていたのだから呼び続ければ良いと言われて郁は頷いたのだ。難しいことを短時間で覚えるのは難しい。だが、想いを込めて名前を呼ぶだけなら郁にも出来ると気合を入れて堂上を呼ぶ。

「だが、柴崎からもお前の様子がおかしいと言ってきてる。俺もこの2日ほどのお前は何かが違うと思う。」
「そんな…なんで……」

貴方まで…と、姫君が呟き堂上の身体に縋ろうとした時、カタリとロビーに物音が響いた。堂上が音の発生源を反射的に見ると雛壇の上で女雛が立ち上がってこちらに駆けて来ようとするのを男雛が止めている姿があった。堂上はその様子に人形が動くという非現実的な出来事を目の前にしていながら、やけに冷静な自分に気付く。何故冷静なのか、それはその女雛の姿が自分の知る郁に見えていて、必死に自分に何かを言っているように見えたからだ。

「止まりなさい、笠原殿!今貴女が彼に辿り着いても声は届かないし元にも戻れない!!
しかも、今の状態でここから落ちれば貴女は死んでしまうんですよっ!!」

下も見ずに駆け出した郁に間一髪で飛びついた男雛が背後から羽交い絞めにするのを、郁は必死に外そうともがく。なぜなら、堂上が女雛姿の郁の行動に気を取られた一瞬に郁の身体を乗っ取っている姫君に縋り付かれ迫られているのだ。いくら自分の身体であろうと、他の女性が抱き着いて剰えラブシーンをしようとしているのを見せられるのはたまらない。
しかし、姫君の行動は止まらないし堂上も身体が郁のモノで本人かどうかが確定していない以上動くことも出来ずに固まっている。するりと姫君が手を伸ばし、堂上の頬を撫でた。

「教官、私・・・ずっと教官のこと・・・・。」
「かさ・・・はら・・・?」
『やめて、言わないでっ!私の身体でその言葉を言わないでっ!!!』

姫君は燻った想いの丈を郁の身体と堂上の気持ちを利用して叶えようとしていた。しかし、必死に叫ぶ郁の言葉が邪魔をする。言わないで、返して、自分の言葉を伝えたいのに、そんな想いがまだしっかりと心が繋がっている分ダイレクトに伝わってくる。そして、その想いは姫君が男雛へと向けていた今は逸らしてしまった想いとほとんど重なっていて切実な想いに胸が苦しくなって姫君は次に言うべき言葉を出せずにいる。

「おい、笠原、大丈夫か?」

堂上は目の前で何が起こってるのか判らなかった。ずっと大事にしていた女性で自分が一から育て上げた自慢の部下が自分に抱き着いて何かを言おうとしている。なのに、同じ声の悲痛な叫びが先ほどから耳の内側、むしろ頭に直接響いているような感覚を覚えていた。
もう1つ、ひな壇の上で必死にもがき男雛に抑え込まれている女雛のその姿に重なる様に見える郁の姿がさらに堂上の困惑を煽る。
堂上はひとまず目の前で固まってしまった部下をどうにかしようと郁の顔を覗き込む。そこに映るのは普段快活で素直な心を表す瞳ではなく、能面のような黒みかかった目。部下の目はこんな色をしていただろうか、疑問が違和感を覚えた日から静かに波立っている心の波紋を大きくする。

「きょーかんっ!!教官っ、私はここですっ!!お願いっ、その人から離れてぇっ!!」

不意に、堂上の耳に悲痛な声が言葉として届いた。その方向は目の前の本人からではなく雛壇から届き、堂上は反射的に縋り付いてきていた郁の身体を両肩を掴んで自分の身体から引き剥がすと雛壇を見上げた。

「教官っ!!堂上教官っ!!!」
「笠原っ?!」

完全に、女雛と郁の姿が重なった瞬間だった。はっきりと堂上を呼ぶ女雛、いや本当の郁の姿が見え自分に手を伸ばしている。堂上は女雛が郁であると確信すると同時にそちらへ駆け寄った。郁の方は、堂上が自分の声と存に気付いたことを知って一瞬の隙をついて男雛を振り切るとそこが雛壇の最上段であることを忘れて堂上の方へと駆けだしていた。

「あっ、バカ!!止まれ、笠原っ!!」

何も考えず脊椎反射で走り出した郁に、堂上の方が焦って上官として命令をするのと同じ声音と強さで郁を止める。郁はその命令に反射的にピタリと足を止めたが、わずかに遅かったようでグラリと体が傾いで雛壇の淵から放り出されるように落下してしまう。
郁は、しまったと思ったがもう遅く重力に従って下へと落ちていく。堂上はまだ少し離れた場所に居る、いくらなんでも雛壇には突っ込めないのだ間に合わないだろう。郁は覚悟を決めると堂上を見る。最後に気付いてくれて良かった、そしてこのまま叩きつけられてしまえばもう他人を愛する堂上など見なくて済む、そう思えて笑って落下するに任せた。
男雛はさっき、今致命傷を負えば命はないと言っていた。雛壇の最上段から落ちてる今、どう頑張っても致命傷は免れないのは理解出来る。ただ、一つだけ心残りだと思うのは漸く気付いてくれた堂上にもう一度名前を呼んで撫でて欲しかったとそれだけで、幸せになってと心から願った。

『教官、大好きでしたよ。』

床にぶつかる寸前、そんな事を呟いて目を閉じる郁の耳には堂上の怒鳴り声が響く。ガツンという鈍い音ともに郁は床にぶつかった…はずだった。しかし、いつまで経っても苦痛も痛みも意識が遠のくことすらなく何が起こったのかとそっと目を開けた。すると、視界には目一杯に黒だか紺だかの布地が広がっていることに驚き、目を見開く。そして頭上の少し高い場所から詰めた息を吐き出すような音が聞こえてきた。

「こんの、アホか貴様っ!!!そんな姿であんなとこから走って落ちたらどうなるかくらい想像できるだろうがっ!!!」

どうやら、地面にぶつかる寸前で追いついた堂上が雛壇を避けて倒れながらも背中で受け身を取って間一髪郁を受け止めたらしい。あの鈍い音は郁が床に叩きつけられた音ではなく堂上が背中を打ち付けた音で、郁はどこも傷めることなく事なきを得たらしい。そんな郁は堂上に怒鳴りつけられても現実を受け止めきれずきょとんとしている。そして、いまだに説教をし続けている堂上を見上げて、ただ呆然とその名前を口にする。

「きょーかん?」

舌足らずな声で、郁は理解が追い付かない頭で首を傾げて堂上を見上げる。堂上は、郁の様子にそれは深いため息を吐くと、今度は言いづらそうにあ〜とかう〜とか歯切れ悪く唸り始める。そして片手に女雛の郁を座らせて指で髪型が崩れないように頭を撫でると真剣な表情で女雛の郁を見つめて口を開く。

「笠原、さっきダダ漏れたのは本気か?」
「さっき?ダダ漏れ?」

堂上の問いかけに答えようと思ったが、さっきのダダ漏れがいつのどの言葉なのか解らず首を傾げたまま片手を顎に当てて考え込む。その様子はどこかコミカルで、緊張していた堂上はふっと力が抜けるのを感じた。郁はさっき堂上のことを好きだと言ったはずだが・・・と、あまり自信のない言葉で自分に問いかける。正しいかどうかは本人に答えて貰えなければ判らない。堂上が笠原、と名前を呼ぼうとしたところで隣に気配を感じて郁と堂上、二人が顔を上げた。

「なぜ・・・?どうしてその状態でその娘が判るのですか・・・。」

見上げた先には、郁の身体を乗っ取っていた姫君がはらはらと涙を零しながら2人を見つめていた。なぜ、どうして、と繰り返し問うその姿は酷く儚げで、郁の身体であるのにまるで違う人間に見えて堂上は黙り込む。しかし、郁はその言葉に少し考えるしぐさをすると背後に居る男雛を見てから口を開いた。

「男雛さんだって、私が貴女じゃないことすぐに気付いたよ?」

郁がそう告げると、姫君は嘘と言って頭を横に振る。郁は困ったような表情で首を傾げるともう一度背後を振り仰いでから堂上へと視線を戻す。

「教官。」
「どうした?」
「お願いがあるんです、あそこに居る男雛をこの私の身体に入っている人に下してあげて欲しいんです。」
「わかった。」

郁に呼ばれて何か思いついたのかと返事を返した堂上に、郁が頼んだのは至極簡単なことだった。堂上は言われるままに男雛を姫君へと差し出す。姫君は恐る恐る手を伸ばすとその両手に男雛を受け取った。

「御館様・・・私は・・・。」
「姫君・・・ああ、私の姫君。漸く私の声が届いたね。」
「・・・・。」
「貴女が心を閉ざしてから、ずっと呼んでいたんだ。誤解させてすまなかった。」

自分を両手に座らせて恐る恐る口を開いた姫君に、男雛はほっとしたような表情で告げるとまず最初に謝罪を口にする。それはこの数年を苦しめてしまったことに対する謝罪で、償いはこれから朽ちるまで共に居て伝えようと心に決めている。男雛はただ静かに泣き続けている姫君にそっと手を伸ばすと人形では余るその水分を少しでも散らそうと頬を撫でる。

「私の姫君、どうか元の姿に戻っておくれ。今のままでは私は君の涙を拭うことも抱きしめることも出来ない。」
「御館様・・・・でも、私だけでは。」
「解っているよ、だからそこの武人も呼んだのだから。」
「・・・・・ごめんなさい、私・・・。」

懇願の色を含ませた男雛の言葉に、堂上と郁の姿を見て揺らいだ姫君の心が徐々に綻び始める。しかし、揺れ始めた心にはもう一度入れ替わるだけの力は残っておらず戻りたくても戻れないと涙を零す。その様子に苦笑を浮かべながらも、最初から解っていた男雛は大丈夫だと微笑んで少し待つよう姫君に伝えると改めて女雛姿の郁と堂上の方へ向き直った。

「まずは、我らのすれ違いに巻き込んでしまい特に笠原殿には申し訳ないことをした。改めて謝罪させて頂きたい。」

向き直った男雛は、姫君の手の上で深く頭を垂れて謝罪する。その姿に郁は慌てるが堂上が時計を確認して郁を止めると男雛に先を促す。そろそろ時間が迫ってきているのだ。小牧、手塚に堂上が穴をあけると告げた時間は1時間半だった。

「我らは共に笠原殿を元に戻す力がない。そして、これは姫君が行った呪いだ。呪は善きも悪きも共通して必ず解くことの出来る術がある。古今東西、女性にかかった呪いを解くのは相思相愛の男性だけだ。」

男雛の言葉が続くにつれ、不穏な気配を感じとって堂上の顔が徐々に強張る。しかし、最後まで聞かなければ郁はこのままだし最悪女雛として片づけられてしまう。堂上はどうにか冷静さを保ちながら男雛の話を聞き続ける。

「相思相愛の男性が、女性に愛をこめて接吻を送れば呪いは解ける。彼女は女雛に、笠原殿もご自分の身体に戻ることが出来よう。頼む、この呪いを解いて頂けないだろうか?」

男雛が言葉を結んだところで、堂上はがっくりと頭を垂れた。郁はおろおろと男雛と堂上を交互に見て、無理しないでも、私なんかとじゃ、と必死に言葉をかけてくる。しかし堂上は、自分を気遣ってだろう郁のその言葉の方にふつふつと怒りのようなものがわいてくるのを感じた。男雛の説明を聞いてもまだ気付かない郁の鈍感さは長所でもあり短所でもあると、そしてそこまで無意識にでも信じようとしないなら信じさせてやる!と開き直ると男雛を見た。

「解った。だが、それで良いのか?」
「構わない、貴方が触れるのは私の姫君ではなく笠原殿だ。」

その意味がどういう意味なのか解らないが、男雛が良いと言うのなら良いのだろうと無理やり納得すると今度は手の上でオロオロとして落ち着かないままの郁を見た。

「笠原。」
「は、はいぃ!」

堂上がいつまでも困惑している郁を、ドスの聞いた声で呼ばわれば怯えた様子で即座に返事をする郁。その姿が可愛いやら情けないやらで、直前までの怒りを忘れて思わず噴き出した堂上は、その笑みのまま女雛姿の郁の頭を指で撫でてやる。それから額をつついて顔を上に向けさせると視線を合わせた。郁は常日頃、他人と話すときに目を見る癖がある。そして視線を合わせた時、十中八九逸らすことはない。

「きょーかん・・・?」

じっと見つめたままでいれば、不思議そうな声音で堂上を呼んでくる郁に軽く目を細めると目を瞑れと命令した。郁は無防備なまでに従順にその命令に従う。その姿を暫く眺めてから満足気な表情を見せた堂上がふわりと微笑むのと、目を閉じた郁が痺れを切らしてうっすらと目を開けそれを目撃するのはほぼ同時だった。堂上のその柔らかい笑みを直視した郁は閉じていた目を見開くと頬をリンゴよりも紅く染め上げてあの、その、と何かを言おうと口を開閉させる。

「郁、好きだ。」

郁が何かを言う前に、堂上がそっと囁いてその小さな唇に触れるだけの口づけを落とした。雛人形と人間では大きさが違いすぎて出来ないかと思ったが、堂上が想いを告げた瞬間女雛が陽炎に包まれてもとの大きさの郁が姿を現した。その姿は半透明ではあったが、間違いなく堂上が心底惚れ込んでいる女のもので心置きなく口づけたのだ。
そして、堂上が唇を離すのと半透明だった郁の姿が掻き消えるのとは同時だった。目を見開き真っ赤に顔を染めた郁が掻き消えていくのを見納めてから、堂上は郁の身体の方へと視線を向けた。座ったままだったので、立ち上がりながら郁を見れば男雛を両掌に座らせたまま顔をこれ以上ないほどに紅くして堂上を見ていた。

「笠原だな。」

ふっと微笑むと手に乗せていた女雛を雛壇の元の位置へ戻し、郁の手の上の男雛も同じように戻した。2体はすでに動かず物も言わない人形に戻っていて先ほどの出来事がまるで嘘のようにしんと静まり返ったロビーがあった。郁はまだ微動だにせず固まっている。

「おい、いい加減反応しろよ。・・・・郁?」

近づいても反応しない郁をさすがに訝しんで顔を覗き込めば、その瞳にはうっすらと水の膜ができ始め唇を噛み締めている郁が居た。堂上は何事かと目を見開き、手を伸ばすとこぼれるほど溜まる前にその水滴を拭ってやる。

「どうした?どっか痛いか?」
「な・・・・んで・・・。」
「ん?」
「なんで・・・あんな・・・。」

小さな声で呟くように零れ落ちてくる郁の言葉に耳を傾けた堂上は、郁が何に動揺しているかを悟る。キスする前のあの言葉と実際にキスしたことが郁の心をかき乱しているのだろう。堂上はそう悟ると直ぐに怯えさせないようにそっと引き寄せて頭を肩に乗せさせて頬を寄せる。

「本音だからな。笠原が・・・郁が好きだ。出来るなら誰にも見せず、閉じ込めときたいくらいにお前が好きだ。」
「嘘・・・。」
「嘘じゃない。大体、俺の気持ちを動かしたのはお前だぞ?」

駄々っ子のように信じようとせず頭を左右に振って額を肩に摺り寄せている郁に苦笑しながら、ぽんぽんと宥めるように頭を撫でて堂上は仕方ないなと言葉を落とす。堂上の落としたその一言で、郁はピタリと動きを止めると恐る恐る頭を上げて上目遣いに堂上を見た。

「県展の時、最後まで一緒の光景を見るって言っただろう?返事は・・・?」
「え・・・?あ?」
「お前の返事。俺はお前が好きだと言った。お前の返事は?」

思い出したのか、目をぱちくりさせてしどろもどろになった郁に追い打ちをかけるように言葉を続ければ羞恥からか再び目を潤ませる郁に堂上は目を細める。

「こ・・・答えたらどうなりますか?」

郁が決死の覚悟という風でそう問いかけてくるのを、堂上は僅かに笑ってさあなと返した。追い詰められた郁が、堂上に反撃しようとして逆に食べられるのはもうすぐ。
良い所で小牧と手塚が乱入して郁に脱兎のごとく逃げられるのもいつもの風景と言えるだろう。

『ねぇ、貴方はいつも私を見て下さっていたのですね。きちんと見返せばそれに気付けたのに・・・。』
『君はどこまでもまっすぐだからね。まるで彼女の様だと、君が人だったならば彼女の様なのかと思っていたんだよ。』
『私も・・・あのご武人が貴方の様だと思っていたのです。だから、あのご武人に拘ってしまって・・・。』
『お互いに、きちんと心を見つめて向かえば良かったね。だけれど、これから先はずっと共にすれ違うことなく。』
『ええ、御館様。貴方の傍で朽ち果てるまで。』

数年後の春、桃の花のつぼみが色づく頃に武蔵野第一図書館に飾られた雛人形はとても穏やかで仲睦まじい姿だったとか。
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実写映画から図書戦に完全に嵌りました。暢気で妄想大好きな構ってちゃんですのでお暇な方はコメント等頂けると幸い。

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