龍のほこら 小ネタ6 忍者ブログ

龍のほこら

図書館戦争の二次創作を置いている場所になります。 二次創作、同人などの言葉に嫌悪を覚える方はご遠慮ください。

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ご無沙汰しております、こんにちは。
本日チロっと小ネタ書いたら意外に貯まってたので公開してみますー。
いつ書いたのか全く記憶がないくらいの小ネタなのですが、もしかしたらツイッターで落としてたかもーw

よろしければ「小ネタ・お題を見る」からご覧くださいませ。


拍手[18回]



◆ 小ネタ
「ただいま」
「おかえりなさい!」
「……」

満面の笑みで出迎えた郁を見て、一瞬不思議そうな表情をした堂上が郁を捕まえて首筋に鼻を寄せるとすんすんと匂いを嗅いだ。

「あ、篤さん?」
「ん……郁、甘い匂いがする」
「え?」
「何作ってたんだ?」
「パ、パウンドケーキ……」
「ふーん? なぁ、食って良い?」
「え?」
「今すぐ食いたい」
「い、良いけ、ひゃっ?!」

何を、とは言わず問いかけた堂上に迂闊に返事をした郁は、そのまま寝室に運ばれて美味しく食べられましたとさ。


◆ 小ネタ
「すまん、笠原。鉛筆貸してくれ」
「シャーペンしかないですけど良いですか?」
「ああ」

頷いた堂上に郁が胸ポケットに入れていたシャーペンを差し出す。
それは可愛い物好きな郁が館内業務をする時に子供たちをあやすのにも使えるという理由を付けて持ち歩いているももイルカの物だった。
差し出されたソレを見た堂上が悩んだのは一瞬で、すぐに受け取ると芯を出そうとてっぺんを押す。

「ん? これ、芯が出ないぞ?」
「え? まだなくなってないと思いますけど」

シャーペンを貸した後別のことをしていた郁が声を掛けられて振り向くと、堂上が芯を出そうとイルカの部分を押している姿が目に飛び込んできた。
なかなか出ない、とややムキになり始めている堂上のその姿に郁は思わず可愛い! と頬を染めたがあまりぐいぐいやられるとももイルカがもげそうである。
慌てて近寄るとシャーペンを一旦返して戻して貰ってフックになっている部分に指をあてた。

「教官、これはイルカは飾りでここのフックの部分を押すと芯が出るんです」

思わずクスクスと笑いながらそう説明した郁に、堂上が紅くなってギロリと郁を睨みつけてから奪い取るようにシャーペンを持っていく。
今度はカチカチと音がして無事に芯が出せた様だ。

「紛らわしいシャーペン持ち歩くなっ!」
「今度からは、ちゃんと説明してからお貸ししますね」

可愛いシャーペンを揶揄されたわけではなく、出し方を指摘された郁は返して貰いながらやはりクスクスと笑うとそう答えて大事そうにシャーペンを胸ポケットへと戻した。
堂上が触れたそのシャーペンを宝物として郁がなお一層大事にしたのは、当然の帰結である。 おまけ 堂上が郁へシャーペンを返す直前、小さな声で「悪かった」とももイルカに謝っていたのが聞こえた郁が居たり居なかったり。


◆ 小ネタ
ある日、時々香る匂いが堂上からだと気付き、郁は不思議そうに堂上に声を掛けた。

「きょーかん」
「何した」
「酷い! 今、目の前で事務仕事してるのに何かしてるように見えましたか?!」
「確率の問題だ。で?」
「いえ、なんか今教官が通り過ぎた時に違う香りがした気がして……」
「ああ……今日は全体会議でヘビースモーカーが居たからたばこのにおいがきつくてな。着替えたりする時間がなかったから誤魔化すのにつけたんだが臭いか?」

つけすぎたか? と言いながら自分の匂いを確認する堂上に、いえいえ! と慌てて片手を胸の前で振って否定する。
そうか? と首を傾げる堂上にコクコクと頷いてから、じゃあなんだ、と問われて郁は真っ赤になるともそもそとはっきりしない様子で返事を返す。

「時々、してた匂いで、何の匂いか気になっただけなんです。ほんと……」

時折香るソレを良い匂いだと思っていた郁は、それが堂上のつけるモノだと知って恥ずかしさに縮こまりそれだけだと言うが疑わしげにじっと見ている視線にますます身を縮める。
本当だと言うが外れない視線に、恐る恐る視線を上げてチラリと堂上を見ると郁の好きな漆黒がじぃっと自分を見つめていた。
ボンッという音でも聞けそうなほどに勢いよく赤く染まった郁は、涙目になりながら観念した様に気になった理由を口にする。

「なんとなく、好きな香りだと思って。何の香りか分かったら、その、購入とか出来ないかと思ってて……」
「そういうことか……でも、これもうラストノートまでいってるからな。本来の香りじゃないし、気になるなら使ってみるか?」
「ふぇ?」

理由を聞いた堂上が納得した様に頷き、鞄から小さなボトルを出した。
大きさにして全長で四センチほどのソレは蓋を開けるとボールがついていて、先ほど香った香りに良く似た強めの香りがする。
言われた言葉を理解できないまま、反射で受け取った郁がきょとんとしている所を堂上が畳み掛ける。

「丁度小分けにしたところだし、それはやる。使ってみて本当に好きそうなら名前も教えてやるよ」
「えっ? ええぇぇっ!? いやっ! それはっ!」
「うるさいっ! 別に大した量でもないんだから気にせず使ってみろ。買ったは良いが柴崎の嫌いな匂いでも困るだろうが」
「それはっ! でもっ!」

必死に抵抗を試みる郁だったが、うやむやのうちに押し切られまだ書き終わっていない日報を持ち出されて意識がそちらに飛ぶと貰ったボトルを返すのも忘れて机に向かった。
結局、ボトルを返すタイミングを失った郁はそれを持ち帰って翌日使ってみることにした。
当然ながら翌日、堂上がソレを使っていることを知っている小牧が上戸に陥り、そこから更に特殊部隊のおっさんらにからかわれまくるのだが水面下での出来事で郁は知らない。

君は僕の物と主張するマーキングですね・w・
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