龍のほこら RTされたらお題をやる系お題1 忍者ブログ

龍のほこら

図書館戦争の二次創作を置いている場所になります。 二次創作、同人などの言葉に嫌悪を覚える方はご遠慮ください。

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こんにちは、結構小ネタが溜まっているので毎日投下を試みます。
と、いうわけでお返事以外にもこちらを投下。

指定された時間内に指定された数だけリツイートされたらそのお題に沿った創作をしましょう。という系統のツイッター診断で出たお題にて書いた小ネタ色々。
続編を書く予定のない、短い物ばかりを集めて置いております。

※診断の性質上、ほとんどの作品がパラレル設定となっております。

>掲載お題<
◆あなたは50分以内にむしろRTなんてされなくても、一方が幽霊になった設定で公衆の前で告白する郁堂の、漫画または小説を書きます。
  ⇒<堂郁の場合/フライング>
  ⇒<郁堂の場合/パラレル>
    郁⇒特殊部隊の紅一点、二正で手塚班副班長、堂上の直属の上司
    堂上⇒特殊部隊に新人で抜擢されたエリートで郁の直属の部下
    出て来てないけど小牧は堂上と一緒、手塚は郁と一緒です。 

◆あなたは20分以内に4RTされたら 、兵士×捕虜の設定で片想いの相手に気付かれないように触れる篤×郁の、漫画または小説を書きます。


よろしければ「お題ネタを見る」よりご覧くださいませ。




◆あなたは50分以内にむしろRTなんてされなくても、一方が幽霊になった設定で公衆の前で告白する郁堂の、漫画または小説を書きます。

<堂郁の場合/フライング>
郁はイベントの補助に駆り出され、図書隊有志によるお化け屋敷に居た。
入る方ではなく驚かす方で和装の死に装束に血色の悪い肌をしていた。
そこまでは上着を羽織り出来るだけ一目を避けて来ていたのだが、ふと忘れ物を思い出して上着の存在を忘れてお化け屋敷を飛び出していた。
控室のロッカーまで行き、戻ろうとしてはたと気づく。

「しまったー!!上着忘れた・・・。うっわ、私この格好でここまで・・・。」

がっくりと肩を落とした郁は、今更ながらに自分の格好に気付いたらしい。
とはいえ、ぐずぐずしていてはお化け屋敷の開演時間が来てしまう。
郁は開き直ってさっさと戻れば大丈夫、自分の足なら行ける!と気合を入れると再びお化け屋敷に向かうため控室を飛び出した。
途中、どうしても通り抜けなければならない広場で郁は顔馴染の子供につかまってしまった。

「郁ちゃん~、その恰好どうしたの?病気??」
「違うよ~、郁ちゃんお化け屋敷でお化けやるんだ。」
「お化け屋敷!」
「そう、怖いの平気だったら遊びに来てね。」

顔色の悪さを心配してくれる子供に、笑顔で対応した郁がバイバイと子供と別れると直ぐ後ろからクスクスとした笑い声が聞こえてきた。

「やだ、なあに、あれ・・・。」
「ふつう恥ずかしくてあんな恰好じゃ出歩けないわよね。」
「死に装束、似合うじゃない?着物って平な方が似合うって言うし。」
「堂上二正もそんな姿見たらきっと一緒に居るの恥ずかしくなるわよね。」

声の方を振り返ると、業務部の顔も覚えてないが先輩だろうと思われる女性が数人郁の姿を見て嘲笑うような表情で会話していた。
蔑んだ目で見られ気分は良くない、ただでさえ役立たずだと自分でも思っているのに他人に言われて刺さる棘はなかなか抜けることはない。
査問が明けていくつかの任務を終えてから少し改善された部分もあったが堂上に懸想する女性たちからのこういう視線や言葉は逆に増えたくらいでいつもながら引き攣る頬をどうにかして無表情に留めるだけで精一杯だ。

「ほーら、こんなところで油売ってる。」
「顔色悪く見えるメイクだもの、心配して貰えるとでも思ってるんじゃない?」
「やあね、直属の部下だからって良い気になってるからよ。」

ぐっと握ったこぶしに力が入るが、あえて反応せずにお化け屋敷の場所へ戻ろうとする。
なぜなら、昨夜の抗争で郁は被弾して堂上にこの上なく心配をかけたから。
幸いにも防弾チョッキの上で今回の被弾に関しては決して郁の迂闊から起こった出来事ではなく偶然が重なりあった結果の被弾だった。
しかし、彼女たちの言い分はごもっともで何より戦闘職種として女に見られるとは思っていない。

「女感じないって言われたんですって~。」
「そりゃ、こんなんじゃねぇ。」
「じゃあ、堂上二正は男の部下として扱ってるってことぉ?」

なら安心よね、などとさらに追い打ちをかけてくる女性たちに郁は昨夜からの情けなさも手伝って涙がこみ上げてくる。
これ以上は耐えられないと思いその場を走って逃げ出そうとした郁は、背後から温かな何かに抱き寄せられて動きを制限されてしまった。
驚いた郁は一瞬硬直したもののその腕の持ち主が誰であるか無意識に悟り力を抜いていた。

「きょうかん・・・。」
「遅いから迎えに来たんだ。忘れ物なら言えば取りに行ってやったのに馬鹿だな。」
「だ・・・って・・・。」
「ん?」

抱き寄せられて顔を覗き込まれた郁は、優しい視線とかち合い顔を真っ赤にして俯く。
堂上は郁にこれでもかというほど柔らかな視線を向けて見つめていたのだ。

「・・・・戦闘職種に死に装束が似合うなんて言う奴は図書隊から消えて貰おうか?ましてや、俺の大事な女に言うなんて覚悟はあるんだろうな。」

郁が恥らって俯くのを笑って見ていた堂上は、くいっと頭を抱き寄せて肩に乗せさせるとその後ろに立っていた業務部の女性たちを睨みつけて口を開く。
既にそこがどこかとか、もう人が集まっているだとか、堂上にはどうでもよくなっていた。
大切に仕舞い込んでいたジュエルボックスは、昨日の抗争で郁が死ぬかもしれないと思った瞬間に砕けて散っていた。
どう手に入れるか考えあぐねていた所に、顔色を悪くする化粧を施した死に装束の郁を見てゾクリと背が泡立った堂上はその存在を確かめるために近寄ったところだった。
女性たちの言葉に郁がぐっと耐えているのに横から口を出してはと黙っていたが、傷つけることしか言わず剰え死ねとまで言っているような発言に自分の中の何かがキレた堂上は真っ直ぐ歩み寄ると郁を背後から抱きしめた。
この際だ、すべての虫を追っ払ってやろうと公開告白状態を甘んじて受け入れた。

堂上の言葉に腕の中で硬直し、その体温を上げていく郁が可愛いがそんな郁を嘲笑い罵る女たちは許すまじと睨みつける。
後から来た小牧も堂上の様子に状況を察したようで、一緒に来た柴崎を見やった。
柴崎はにんまりと口角を上げながら女性たちに近づくとその付近にあった場所に隠してあったボイスレコーダーを取り出して再生する。
聞こえてきたのは郁を蔑む言葉で、それに反応して郁がびくりと肩を揺らすのを堂上が背を撫でて宥めるのを横目に柴崎は綺麗な笑顔で女性たちを見た。

「最近、笠原に目に余る行為をして下さっているみたいで?上の方の指示もあって録音させて頂きました。前線で戦う特殊部隊の一人でもある笠原にあんな言葉、よくも言えましたね・・・。処分は免れませんから覚悟してくださいね?」

ふふっと笑う柴崎は魔女の笑みで、真っ青になりながら頬を紅く染めるという器用な芸当をやってのけた郁はそのまま堂上に連れられて人気のない場所でたっぷりと可愛がられたとか。
当然ながら公衆の面前で公開告白も同然の「俺の女」発言もしっかり録音されていたために事務所でからかわれることになった堂上だが、開き直って言い返す様子に先輩隊員がブーイングを起こし翌朝一番で横断幕を張られるのはまた別のお話。


<郁堂の場合/パラレル>
郁⇒特殊部隊の紅一点、二正で手塚班副班長、堂上の直属の上司
堂上⇒特殊部隊に新人で抜擢されたエリートで郁の直属の部下
出て来てないけど小牧は堂上と一緒、手塚は郁と一緒です。

*****

堂上は息苦しさの中、戦場となった図書基地の敷地を走っていた。
走っても走っても抜け出せないその息苦しさから一筋の光だけを見つめてそこに辿り着こうと必死になって走っていた。

はっと気づくと、堂上は人で賑わう図書館のエントランスに居た。
先ほどまでの息苦しさは消え去り、しかしざわめきの聞こえないエントランスに違和感を覚える。
エントランスは春祭りを想定したそのエントランスは桜やチューリップ、水仙などの春の花で飾られ賑わっていた。
子供たちが笑顔の女性の元に集まって、あれこれ話をせがんでいるのが見える。

「あ・・・笠原二正・・・・。」

子供たちが集まっていた女性が気になって視線を向けた堂上は、それが自分をあの戦場でも激しく呼んでいた女性だということに気付く。
女だてらに特殊部隊の1班の副班長で、鬼教官。
他の奴らは山猿だの男女だのぎゃーぎゃー言っているが、実際はとても細やかで訓練生のことだって顔と名前を覚えるのが苦手なくせに癖やダメな部分、良い部分の把握は抜群でその走り方でアドバイスも手堅くしていた。
俺の直属の上官で、本当は誰よりも傍でその心ごと全部守りたい唯一の女性・・・。

「どう・・・じょう・・・?」

まじまじと見つめてしまったからだろうか、笠原二正が視線に気づいて顔を上げた。
そして、堂上を見つけたのか目を見開いてその名前を口にする。
堂上の方は気付いて貰えたことが嬉しくて頬が緩むが、少しして笠原二正の様子に今度は堂上が目を見開いて慌てて駆け寄る。

「笠原二正!!なんで泣くんですかっ?!」

堂上が笠原二正に駆け寄ったことで周囲も騒然とし始めた。
堂上にはそれがなぜなのかは判らない。
ただ、目の前で無言で目を見開いて涙を零す大切な女性を泣き止ませたくてその頬に手を伸ばして涙を拭う。
と、そこで漸く自分がおかしいことに気付いた。

(俺・・・透けてる?なんでだ??)

なぜそんなことになっているのか訳が分からず、首を傾げるが笠原二正の体温は感じる。
濡れた目じりを親指で拭っても溢れてくる水分は止まらなくて、どうしたら止まるのか困ったように堂上はその顔を見つめて首を傾げる。

「なんで、こんなとこに居る・・・?」
「なんでって、俺は貴女の直属の部下でしょう。」
「あんた、今自分がどういう状況か解ってるの?」
「いや、あんまり解ってませんが・・・。貴女が泣いてるから。」
「・・・アホか、貴様っ!!!」

いつもならげんこつが飛んでくるタイミングで、しかし涙の混じった声が叱咤する。
泣き崩れそうなのにそれを堪える彼女を見てそういえばと思い出す。
昨夜は抗争だった、自分は彼女の下で伝令に走っていたが何かの隙に銃弾を浴びて・・・。

「あ・・・。」
「なんで集中治療室から動けないはずのあんたがここに居るのよぉ~・・・」

思い出した所で、堪えきれなくなったらしい笠原二正が弱い声で言い、戻ってこいとは言ったけどなんでそんな姿で戻ってくるんだと泣きながら怒っている。
その姿を見て堂上はこのままじゃいけないと思い笠原二正を見上げた。

「貴女が戻ってこいって言うならどこにでも戻ってきますよ。今だって、貴女が心配で来てしまっただけでしょう。ちゃんと、次は生身で戻ってきますから、そうしたら貴女に好きだって言いますから。」
「っ?!あ・・・アホかっ!!!!」
「戻ったらちゃんと返事下さいね、郁さん。」

自分の言葉に途端、真っ赤になった笠原二正を見てふわりと笑った堂上が頬に口づけて姿を消すのとそれに固唾をのんで見守っていた周囲の人間たちが騒然となるのはほぼ同時の出来事で笠原二正はその後2日間ほど知恵熱を出して寝込んだらしい。
その翌々日、笠原二正の知恵熱が治まった頃に堂上が目を覚ましたという知らせが事務所に入り携帯に連絡を受けた笠原二正が堂上の元を訪れて説教するのはすぐのこと。

「あんたね、あんな公衆の面前でやらかしてくれたんだから責任取りなさいよ!」
「あー・・・・あれ、夢じゃなかったんですね。もちろん、一生傍に居るつもりですから。」

いくらでもと微笑んだ堂上が、のちにこの発言を微妙に後悔するのはまた別のお話。


◆あなたは20分以内に4RTされたら 、兵士×捕虜の設定で片想いの相手に気付かれないように触れる篤×郁の、漫画または小説を書きます。

塔の最上階に、彼女は囚われの身として住まわっている。
俺は彼女が逃げない様に入口を守る兵士であり、彼女が唯一言葉を交わせる人間だ。
今日も彼女は起きてから何気ない話を延々と続ける。
塔には窓が1つだけ付いているが人が出入りできるような大きさではなく、けれどそこから外を眺めることが出来るゆえに彼女は今日の天気や城下の様子を見える範囲で俺に話しかけてくる。
俺は彼女の言葉に答えることは出来ない。
なぜならば、彼女は隣国の王女であり、この国に囚われた捕虜だからだ。
本来ならば俺が相見えることなど出来ない方だ。

「郁様、お食事の準備が・・・。」

塔の上など、侍女たちが重たいそれらを運べるはずもなく下まで取りに行き彼女の前に用意するのも俺の仕事になっている。
今もその為にノックをして部屋に入ったのだが彼女はソファに凭れて目を閉じていた。
窓から差し込む温かな日差しが彼女の柔らかい栗色の髪を照らして、小さく、丸く、猫のように膝を抱えて眠っている。
そっと音を立てない様に近づけば、警戒心の欠片もなくあどけない寝顔が見えた。

「・・・・すぐにでも出して差し上げたいのにそれすら出来ない。」

許して欲しいとは言えない、ただ、あどけない寝顔に誘われるようにそっと手を伸ばし彼女の柔らかな髪に指を通して撫で梳いてみる。
時折こうして寝てしまい起こしても目覚めない彼女にそっと触れている。
彼女がそれに気付いているかは判らないが、触れるとその顔がほっとしたように綻び寝息が穏やかになることが俺の心に悦びを齎す。
早く彼女を開放できればいいのに・・・そう思うのに相反するずっとこのままでと願う心がある。

俺はそっと、何度も彼女の髪に触れその毛先に口づけてから扉の向こうに戻った。
何れは返さねばならぬ身分違いの彼女に寄せる想いは秘めたまま潰えるまで、出来るならばその先も彼女を守れる位置にいられるように願って。

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