龍のほこら RTされたらお題をやる系お題6 忍者ブログ

龍のほこら

図書館戦争の二次創作を置いている場所になります。 二次創作、同人などの言葉に嫌悪を覚える方はご遠慮ください。

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こんばんは。
本日は更新するか否か散々迷って、1本公開と相成りました。
RT数が多すぎて決して達成しないいわゆる安泰リツイートなるものらしいんですが、ネタが美味しかったので挑戦してみました。
うん、でもこれちょっと厳しいかな?っていう雰囲気だったりしますので偽物でも許せる!!という方のみご覧くださいませ。

あと、もし宜しければ教えて頂きたいのですが・・・。
pixivのアカウントを持っていない、もしくは持っているけど普段ログインしないという方で当方のpixiv公開作品を読みたい方っていらっしゃるんでしょうか?
今のところ、特に移動させてくる予定は立てていないのですがご希望があればいくつか引っ張ってこようかと思っております。
ログインしていなくても1ページのみなら読めたと思うのでさほど問題ないと思っては居るのですが・・・。
気が向いた方でご希望ありましたら、記名なしで構いませんので拍手などでコメントしてやってくださいませ。
ご希望が多ければ随時こちらにも転載させて頂きます。

さて、それでは長々と失礼いたしました。
以下本題になります。

指定された時間内に指定された数だけリツイートされたらそのお題に沿った創作をしましょう。という系統のツイッター診断で出たお題にて書いた小ネタ。

※診断の性質上、ほとんどの作品がパラレル設定となっております。

>掲載お題<
◆あなたは10分以内に801RTされたら、俳優と一般人の設定でキスから関係が始まる堂上×郁の、漫画または小説を書きます。

よろしければ「お題ネタを見る」よりご覧くださいませ。


拍手[70回]





「おい!あっちじゃないか?」
「いや、こっちには来なかったからたぶんそっちだ!」

夜の街中でまるで追い込み漁の様に何人もの男たちがカメラやICレコーダーを手に道を駆け回っている。
その男たちを避けるように一本の裏路地に入り込んだ影があった。

「ふぅ・・・これで撒けると良いんだが。」

路地の壁に背を付けて深く息を吐いたその影は、小さくぼやいた。
堂上篤、今を時めくトップアイドルグループのリーダーを務める彼は休日に妹に駆り出されて新宿の街並みを歩いていた。
夜も遅くなり買い物に満足した妹を送り届けようとした帰り道、通りかかった場所に集まっていた報道陣の1人に気付かれてスキャンダルじゃないかと後を追いかけられたのだ。
心得ている妹は荷物を手にさっさと別ルートで自宅に帰って行ったのだが思いの外しつこい報道陣から逃れきれずに堂上は未だに逃げ回っている最中だった。

「っく・・・ぅ」

報道陣たちが大通りを歩き回っているのを路地の隙間から身を隠しながら覗いていると、不意に小さな泣き声が聞こえてきた。
子供のような、しかし子供よりもずっと控えめで我慢しているような声は路地の奥から響いてくる。
堂上はどうせ大通りに出れなければ帰れないしと思い声のする方へと足を向けるとゆっくりと入り込んでいく。
数歩入った先のビルのゴミ箱だろう大きなコンテナが置いてあるその影で、路地の隙間から差し込む月光に照らされて誰かが蹲っているのが見えた。

「おい、何泣いてるんだ?」

薄暗い路地に小さく身体を折り畳んで、細い肩を震わせて泣き声すら噛み殺しているその姿を見て堂上は一瞬自分の立場を忘れて声を掛けた。
その声に驚いたのだろう蹲った人物はびくりと肩を揺らして咄嗟に顔を上げた。
白い月光に照らされた涙にぬれたその人物の顔は幼げで、雫を湛えた瞳は琥珀色の宝石の様で堂上は息を飲む。

「あ・・・・ご、ごめんなさいっ!」

堂上と視線が合った相手は、数瞬で我に返ると立ち上がって駆け出そうとしたが長時間蹲っていたのかバランスを崩して倒れそうになる。
咄嗟に駆け寄った堂上がその腕を引き腕の中に抱き込むと、女性は僅かばかり堂上よりは背が高いのが判ったがその高さを帳消しにするほど細く華奢に感じられた。
思わずぐっと抱き込むと、腕の中の人物がもがく様に動いてはっとなると堂上は腕を緩めた。

「すまん、驚かせたみたいで。大丈夫か?」
「は、はい・・・。わ、私こそごめっ・・・。」

なんとなく、今手放したくないと思った堂上は腕の中の人物を支えるように腕を回したまま顔を覗き込んで声を掛けると嗚咽を必死に抑えながらも小さく頷いて謝罪を口にした。
しかし、堂上の顔を見ると何かに気付いたような表情をしてからぽろぽろと涙を零し始めてしまった。
堂上は突然泣き出したその人物の表情が酷く悲しそうなのを見ると黙って居られずに頭の後ろに手を回して自分の肩へと促した。

「大丈夫だから、泣きたいだけ泣くといい。」
「ご、ごめ・・・なさっ・・・。わ、私・・・。」

堂上はその人物、女性を宥めるように背を撫でながら大丈夫だと繰り返し言い聞かせ泣き止むのを待った。
暫くして泣き止んだ女性が小さく身じろぎするのに合わせて手を離すと、恥ずかしげな表情で器用に上目遣いをして堂上を見てくる。
その視線にドキリと心臓が跳ねるのを堂上は誤魔化しながらもう大丈夫か?と問いかける。

「はい。あの、私笠原と言います。ごめんなさい、その、服とか・・・。」
「気にしなくていい。それより、どうして泣いていたか聞いても良いか?」
「・・・・振られたんです。」
「え?」
「好きだった人よりも私の方が背が高くて、並んで歩くのも嫌だって言われて、それで・・・。」

女らしくもないし、服装によっては男の子に間違えられることもあるから仕方ないんですけどと言い訳のようにぽつぽつと話しをする女性、笠原と名乗った彼女の言葉に堂上は何故か無性に腹が立った。
こんなにも可愛らしい女性になんてことを言うのかと、そう思う感情と同時に初対面にも関わらずどうしてこんなにも腹が立つのかと疑問にも思う。
しかし、彼女をこんな風に泣かしたままではいたくないと思うと堂上は自然と彼女に手を伸ばしていた。

「君を振ったその男は馬鹿だな。」
「え?」
「背なんか関係なく、こんなにも可愛いのに。」

堂上の伸ばした手は無防備な彼女の頬を撫で、残っていた雫を拭っていく。
目じりを親指で撫でれば堂上に説明している間にまた浮かんできたのだろう涙が指を伝って手首まで濡らしてくる。
その後の行動は堂上も無意識だった。
彼女の頭を引き寄せて、頬に瞼に、涙を吸い取る様に口づけて最後にそれは彼女の唇に触れていた。
触れた時間は1秒にも満たないが唇を離した瞬間、目を見開いた彼女の顔が目に入って堂上は漸く自分の行動を知る。
慌てて謝ろうとするが、それより前に彼女がそっと目を閉じたのを見て堂上は止まれなくなった。
そのまま彼女の唇に2度、3度と繰り返し啄むように口付け、逃げることのない彼女の様子にもっとと欲が深くなっていく。
気付けば彼女が自分では立っていられない程の深い口付けを彼女が弱弱しく胸を叩いてくるまで続けていた。

「はっ・・・悪い。大丈夫か?」

我に返った堂上が唇を離すと、銀糸が二人の唇を繋いで飲みきれなかった物が顎を伝っているのを堂上が指先で拭ってやると彼女は小さく震えて堂上の肩に額を擦りつける様にして顔を隠した。
大丈夫かという堂上の言葉には小さく首が横に振られて、初めてなのにという声が聞こえてきた。

「あー・・・その、悪かった。初対面なのに・・・。」
「いえ、あの・・・嫌じゃなかったし、その・・・気持ち良かったから・・・。」

大丈夫ですと小さな声が返ってきて、告げられた内容に堂上は年甲斐もなく顔が熱くなるのを感じる。
どうにか言葉を紡ごうとするが、背後から聞こえてきた言葉にそれもすることが出来ず慌てて堂上は彼女を引き離した。

「悪い!これ以上ここに居られないみたいだ。何か、君に連絡できる方法はあるか?」
「え?えっと・・・あ、これ、名刺。」
「わかった、必ず後から連絡する。だから、その時に・・・。」

堂上は自分が名乗っていないことを思いだし、自分のアドレスが書かれている名刺を取り出すとそれを彼女に手渡して路地に入った時とは反対側へと走り去っていった。
彼女、笠原がその後ろ姿を見送った所で大通りの方から何人かの男が入ってきた。
皆一様にカメラやICレコーダーを手にして誰かを探している様だった。

「君!さっきここを堂上篤が通らなかったかい?」
「え?えーっと・・・・その人か知らないですけど、少し前に今あなた方が来た方に出て行きました・・・けど・・・。」
「そうか、ありがとう!!おい、あっち戻ったらしいぞ!!」

ぼうっと立っている笠原を見た男たちが一様に問いかけてくるのを、とっさに堂上が走り去った方とは逆方向を指して答えれば男たちはそちらへと走っていく。
誰もいなくなってから手渡された名刺を見ると有名なプロダクションの名前と共に堂上篤という文字が書かれていた。

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