龍のほこら I kiss a throat 忍者ブログ

龍のほこら

図書館戦争の二次創作を置いている場所になります。 二次創作、同人などの言葉に嫌悪を覚える方はご遠慮ください。

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こんにちは!
ここ数日真夏日和だなんだと昼間暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか?
事務所内では既にエアコンがフル稼働・・・まではいきませんが数台動いており、体調を崩さない様に体温調整が大変になってます^^;
まだまだ梅雨も訪れていないですが、今年の夏も暑くなりそうですね。
皆様、体温調整や体調等十分にお気を付け下さいませ。

さて、本日の更新はキスの格言ネタとなります。
先日の小毬は皆様にどう映ったのか、今回以後も他カップリングが登場する機会は多数と思いますがよろしくお付き合い頂ければと思います。

時期:上官部下期(原作:内乱の初夏)
CP:堂郁
格言:喉(欲求)

それでは、「本編スタート」よりご覧くださいませ。

拍手[56回]





7月、夏真っ盛りのその日もタスクフォースは訓練に精を出していた。
本日の堂上班は終日訓練で午前中は走り込みで、途中に15分の休憩が入る。
丁度今はその休憩時間だった。
それぞれが思い思いに休憩を過ごす中、堂上班も1箇所の木陰にかたまって休憩を取っていた。

「暑いぃ~・・・。」
「煩い、黙れ。」
「だってあついんだもん・・・。」
「言うと余計暑くなるだろっ?!」
「うぅ~・・・・。」

木陰に座り込んで暑い、暑いとだれているのは郁。
その言葉に言い返していらだっているのは手塚。
そんな2人をなんとなく微笑ましげに眺めているのが堂上と小牧の2人だ。

「仲良くなったもんだよね、あの2人も。」
「そうだな。」

険悪な雰囲気ではなく、まるで小さい子供の喧嘩のようなやり取りを眺めてクスクスと笑いながら言ってくる小牧に堂上も軽く頷く。
班が出来たばかりの昨年はどうなることかと思ったが、郁もだが手塚も存外素直で真っ直ぐだったおかげで衝突しながらも歩み寄りが出来た様だとほっとする。

「でも、笠原さんが暑いのは仕方ないよねぇ・・・はーんちょ?」

そんな風に気を緩めていたからか、肩に肘を乗せてきた小牧がからかいを含んだ声で言ってきた。
郁が暑い理由・・・それは間違いなく堂上が休憩が始まったと同時に拳骨付きで上着を脱ごうとした郁を止めたからだ。
上着のボタンも上の方まで止めろと散々騒いだ挙句、だれた・・・。
否定しようがない事実を突きつけられて苦虫を噛むとぺいっと小牧の肘を払って堂上は手にしたペットボトルをそのままに郁に近づく。
ぺとっと手塚との言い合いで気配に鈍感になっている郁の首筋にペットボトルの水が入っている部分を当ててやった。
ちなみに、水は新品であり郁を叱った直後に堂上が自販機に買いに行ったものだ。

「うっひゃぁっ?!」
「・・・・・お前は、隙が多すぎる。」
「きょ、きょきょきょ、教官っ?!何するんですかぁ~っ!!」

首を竦めた郁がペットボトルをがっしと掴んだのを確認して手を離した堂上は、どうして背後を取られるまで気付かないんだと呆れた口調で言いながら叫びを無視した。
自分用のペットボトルの口を開けると水を煽る。

「暑いって騒いでるから冷やしてやったんだろうが、有り難く思われど叫ばれる筋合いはない。」
「うぅ・・・・・これ、貰っていいんですか?」
「ああ、飲め。で、黙れ。」
「ひどっ!!教官酷いですっ!!」

堂上の言いぐさにぶーたれながらも、郁はありがとうございます!と素直に礼を口にしてペットボトルの水を飲み始めた。
堂上がそれを横目に再び水を飲んでいると何故か強い視線を感じて動きを止めた。
じっと堂上を見ているのは郁で、何やら熱心に見つめてくる。

「おい、かさは・・・っ?!」

何見てるんだと続けるはずだった言葉は、不意に訪れた刺激で喉の奥に押し戻されて堂上は固まった。

「うわぁ・・・・なんか、凄い・・・。全然違うや・・・・。」

ぽそりと落とされた呟きは、純粋な感嘆を含んでおり郁に他意がないことはうかがえた。
しかし、堂上からしてみればそんなことは関係なくて、じっと見ていた郁がその唇に触れていた手の指先が喉仏を撫でているのだから堪ったものではない。
しかも存外しっかりと振れているため唇に残っていた水滴が移った指先はひんやりと冷たく、濡れた感触を伝えてくる。
思わず喉を鳴らした堂上だったが、それ以上に周囲がその2人の様子を見て阿鼻驚嘆の渦に嵌る。

「お・・・おい、あいつらもう・・・。」
「いや、そんな話は聞いてないぞ?!」
「じゃあ・・・。」

遠目で見ていた先輩隊員たちがこそこそと話し合っている中、何度も指先が辿ってくるのに硬直よりも我慢の限界が来た堂上が漸く復活するとこぶしを握りこむ。

「っの・・・・アホか貴様ーーっ!!!!」

ゴッ!!と鈍い音が響き、郁が声もなく頭を抱えて蹲った。
堂上がいまだに辿る指先に色んな枷の限界を感じて郁の頭上にげんこつを落とした故なのだが、渾身の力を振り絞ったようなソレにさすがに慣れたはずの郁でも悶絶ものだったらしい。

「貴様はっ!服装だけでなく行動も無防備すぎるわっ!!!いい加減自覚しろと何度言ったら解るっ!!」

お決まりの堂上の怒声に、周囲であっけにとられていた隊員たちが次々に大笑いを始めて笑いの渦が出来上がる。
郁はと言えばうんともすんとも言うことも出来ずくらくらする頭を抱えて蹲ったままだ。
一通り説教を終えた堂上がそれでも動くことのない郁の様子に、やり過ぎたかと屈みこんで顔を覗き込めば涙目で未だに唸っていた。
小さなため息一つで自分の中のいろいろな葛藤を吐き出した堂上は郁の腕を取ると立ち上がる様に促すも、「無理ぃ・・・」と情けない声が上がった。
どうやら急所を強かに叩きすぎたらしく眩暈でも起こしかけているようで動けないらしい。
ばつが悪い顔で立ち上がった堂上は小牧に声を掛けるともう一度屈んだ。

「うっひゃぁ~っ?!」
「煩いっ!叫ぶなっ!!」
「だっ、だっ、ぎゃぁ~っ!!」
「喧しいわっ!!!」

動けない郁に大事を取って医務室に連れて行くため、堂上が郁を抱き上げると予想外の行動に悲鳴が上がる。
しゃがみ込んでいたのもあり、堂上は膝裏と背中に腕を回すと横抱きじゃなく子供を抱き上げるような縦抱きをして歩き出す。
突然の浮遊感と揺れに咄嗟に堂上にしがみ付いた郁に視界を阻まれて文句を言おうとした堂上の唇が郁の喉に触れたのは偶然で、お互いに気付いてもいなかった。
しかし、後に溺れるほどに求めることになるのだからこれは互いに必然だったのかもしれない。
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