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龍のほこら

図書館戦争の二次創作を置いている場所になります。 二次創作、同人などの言葉に嫌悪を覚える方はご遠慮ください。

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こんにちは!
いつもご訪問ありがとうございます♪

本日は以前募ったツイッターでのフォロワーさんからのリク募集にて頂いたリクを公開です。
実はリク内容が先日アンケートが終了した続編云々に関係があったことを失念しておりまして・・・ノ∀`*えへ

ツイッターで『ツイッターIDにこの(ランダムに表示される)文字が入っている人がリクエストしてくれる』という診断メーカーによる募集でした。

リクエストして下さったのはkyoko様で、リク内容は『パロディ作品(又は、RTお題2の悪魔と天使の続きでも可)を書く』という物でした。
もしアンケートの結果で『RTお題2:悪魔と天使の堂郁』が1位を取ってたら続編の続編を書くことになっておりました、そんな作品です。

CP:堂郁
傾向:甘々
留意点:パラレル

前作:無題(RTされたらお題をやる系お題2内、悪魔と天使設定)


では、よろしければ「本編スタート」よりご覧くださいませ。


拍手[55回]





郁は仕事が休みになった本日、人間界に降り立って人間たちに紛れながらとあるケーキ屋へ向かっていた。
午後から偶然にも仕事が休みだと言う堂上が昨日声を掛けて来て、午後から約束のお茶会と相成ったのだ。
そのお茶会に自分が気に入っているケーキ屋のケーキを添えようと買いに来たといわけだ。

「んふふ、堂上さん、気に入ってくれるかな?」

いつもは天使の仕事の制服を着ているため私服は久しぶりで、羽も仕舞っているので人間となんら変わりない。
その軽さと新鮮さが嬉しくて零れる笑みをそのままに道を歩く郁は人間男性の視線を一身に集めていたのだが気付いていなかった。
郁の容姿は人間界では小顔でベビーフェイスな上にスレンダーなモデル体型なのだが、本人は容姿にひとかけらの自信も持ち合わせていないためその手の視線は綺麗にスルーしていた。
しかし、人間男性がそんな郁を放っておくわけはなくいつ声を掛けるかと虎視眈眈と狙っていた。

「あの、すみません。」
「はい?」

目的のケーキ屋まであと少しという所で、1人の人間男性が動いた。
困った表情を作って郁に声を掛けると郁は足を止めて振り向いた。
きょとんとした表情は背の高さを帳消しにして小動物を彷彿とさせて、人間男性は脂下がりそうになる表情をぐっと困った表情に押し留めて言葉を続けた。

「道に迷っていて、もしよければ案内をお願いしたいんですが。」
「えーっと・・・・どこに?」
「この辺のこういうビルなんですが・・・。」
「うーん、ごめんなさい。私この辺りの者じゃないんで判りません。あ、交番があと数メートル先にありますからそこまでなら案内できますよ。」

ナンパ用に持ち歩いているのか、少しわかり辛いビルの名前のメモを取り出した人間男性だったが郁は天然スルースキルを発揮してそれを華麗に躱した。
しかも、交番へ行こうというお誘い付に人間男性の方が引き攣った表情を浮かべるとあ、思い出しました!と言って逃げ去っていく。
郁はその背中を呆然と見送ってポツリと一言。

「えーっと・・・?うーん、ま、いっか。」

周囲で見守っていた人間たちは良いのか!とツッコミそうになったが、実際問題声を掛けた本人が居なくなってしまえば郁にはどうしようもないのだから仕方がないのかとまた牽制し合うことになる。
郁はそのまま何事もなかったようにケーキ屋へと入って行って、並んでいる女性の列に混じった。
実は、郁とのお茶会を知った上司たちに面白がって午前中の仕事を取り上げられた堂上がその頭上で郁の様子を眺めていた。
人間男性たちの邪な視線をことごとくスルーしている郁の天然さにあきれるやら感心するやらで若干ハラハラと見守っていたのは秘密だ。
嬉しそうにケーキ屋に入っていく様子を見れば、ふっと頭に過るのは可愛いという感情だったがそれを振り払うように横に首を振った。
暫く眺めていれば、ケーキを買い終わった郁が出てくるところを狙った男たちの数に堂上は眉を寄せると近くの路地に降り立って翼を仕舞った。
服装は仕事のつもりだったので戦闘職の黒装束だが、人間界でも着ない人間が居ないという服装ではなく全面のボタンをはずして中のTシャツを見せるようにするとそのまま路地を出てケーキ屋に向かう。

「おい。」
「ふぇ?あ、堂上さん!!」
「午前中の仕事もなくなったから迎えに来た。行くぞ。」

ケーキ屋を出た所で人間男性たちが声を掛ける前に堂上は郁に声を掛けた。
ケーキの入った箱を見て微笑んでいた郁はその声にぱっと顔を上げると堂上の姿を認めて目を丸くしたあと本当に嬉しそうに笑ってその名前を呼ぶ。
堂上はその表情がくすぐったくて視線を逸らせながらも郁の荷物を奪うと手を引いて歩き出す。

「わっ、ちょっ、堂上さん?私一人でも歩けますよ??」
「良いから、お前はちょっと周りの視線を気にしろ。そんなだから毎回悪霊に襲われるんだろ。」
「そ、そんなことないですよ!!それに今の姿じゃ誰も気にしませんって!!」

いきなり手を引かれた郁の方はその勢いに引っ張られて前のめりになりながら歩きだして慌てて追いつくと隣に並んで声を潜めながらも抗議を返す。
実際、悪霊たちは郁の陽だまりのような温かさに惹かれて集まってくるのであり郁の容姿や注意力が問題なわけではない。
それは堂上も解っているが人間の姿をしている時の自分に無頓着すぎる郁の返答には僅かに機嫌が下がってしまい早々に裏路地に連れ込むと結界を張って翼を出した。
郁も促せば同じように翼を出して天使の姿に戻る。

「むー・・・・人間の姿、やっぱり似合いませんか?」
「そんなことは言ってない。」
「でも、すぐに翼出して戻っちゃったし・・・似合わないってことなんじゃ・・・。そりゃ、容姿は10人並みですけど・・・。」
「だから、そんなこと言ってない。お前はどうしてそう悪い方にばっかり取るんだ。」

結界を解いて空に舞い上がった頃には郁はやっぱり人間の姿が似合わなかったのかとやや落ち込んだ表情で拗ねていて、堂上の方はそんな郁に上手くフォローが出来ずに苦虫をつぶしていた。
堂上が否定の言葉を告げても、郁は既にそれを受け取る体制にはなく仕方なく堂上は自宅へと連れていってから改めて郁に声を掛ける。

「おい・・・。」
「・・・・なんですか。」

完全に拗ねた郁が頬を膨らませ座らせたソファの上でそっぽを向きながら返事を返す。
堂上はその様子にどうしたら良いのか判らず片手で自分の頭を掻き毟ってから、深く息を吐くと郁の頭に手を伸ばした。
ぽんぽんと二度跳ねさせた手に、郁はピクリと肩を揺らしてちらりと堂上に視線を寄越してきた。
拗ねたような表情はそのままだが少しだけ不安に揺れた瞳に苦笑を浮かべるとくしゃりと髪を撫でる。

「人間の姿が似合わないなんて言ってない。むしろ溶け込んでて似合ってた。ただ、人間の男どもがお前を狙ってるってことを自覚しろと言ってるんだ。」
「そんな人、いませんよ・・・。」
「居たんだよ。まぁ、お前は気付いてないがな。」
「だって・・・・天界の人たちだって皆、私は男女だって言うし大女で可愛げないって言うし・・・。」

郁は天性の天使としての素質があり、その素直で屈託のない性格からも上から可愛がられている天使の一人だった。
そしてその素直さはやっかみによる嫌味も全て事実として受け止めてきたがゆえに、自分の存在に関して異常なまでに評価が低くなってしまったのだろう。
郁の零す弱音を初めて聞いた堂上はその泣きそうな表情と声にぐっと撫でる手に力を入れるとぐしゃぐしゃと髪を掻き乱す。
郁が悲鳴を上げて手を伸ばしてくるが、それを抑えて気のすむまで撫でるとゆっくりと髪を整えるように梳いてやる。

「お前は可愛いよ。少なくとも、俺は可愛いと思う。」
「・・・・うそ。」
「嘘じゃない。だから、とりあえず人間の男にも悪霊にも気をつけろ。何かあったら呼べ。」
「・・・・・来てくれる?」
「いつも行ってるだろうが。」
「うん。」

子供のようにたどたどしい口調で問いかけてくる郁に、羞恥を抑えて素知らぬ顔で頷いた堂上に少し考え込んだそぶりを見せた郁が素直に頷くと最後にぽんぽんと撫でてから手を離す。
そうしてテーブルに置いたケーキを持ち上げるとキッチンに向かう。

「ほら、お茶淹れてくれるんだろ?」
「あ、そうでした!!ちゃんとティーポットも持ってきてるんで待っててくださいね!」
「なら、カップと皿だけで良いのか?」
「はい♪」

機嫌の直ったらしい郁に堂上が声を掛けると、ぱっと顔を綻ばせて駆け寄ってくるのを受けて堂上は珍しく柔らかい笑みを見せた。
そして2人並んでケーキをお茶請けにカミツレ茶を飲むのはすぐ後のこと。
暫くして、そのお茶の時間が定番化しいつしか想いが通じ合うのも時間の問題と周囲が囁くのは2人の知らぬことである。
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